ソフトバンクは、施設管理、小売り・飲食や食品の各分野でロボットの社会実装に向けて、ロボットユーザーが主導して抽出する施設環境などの共通課題解決のため、ロボットユーザーとシステムインテグレーターなどが協力して取り組む「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」に参加した。

 ソフトバンクは、人型ロボット「Pepper」やAI清掃ロボット「Whiz」などから得たサービスロボット分野での経験と知見を生かし、ソフトバンクグループを挙げてロボットの社会実装の実現に向けて取り組んでいく。
 

 人手不足が深刻な課題となっているサービスや食品・化粧品・医薬品産業といった三品産業分野などでは、ロボット導入に対する期待値が非常に高い。これらの分野でロボットの導入を進めるため、さまざまなプレーヤーが協力して実証実験を始めとした取り組みを進めている。しかし、ある特定の企業の活用を想定した活用範囲の狭いロボットの利用を前提とした開発や供給が行われているケースが多いのが現状だ。

 ロボットの社会実装を加速するため、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ユーザー、システムインテグレーターなどが一堂に会するロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)を設置。ここでは、ユーザー側が既存の業務プロセスや施設環境などを見直すことを前提とした「ロボットフレンドリーな環境」を検討のうえ、その環境から導かれる共通ファンクションに基づき、ユーザーとシステムインテグレーターなどが協力して取り組んでいく。また、人手不足への対応などが喫緊の課題となっている施設管理、小売り・飲食、食品の三つの分野にフォーカスをあて、ロボット実装モデルを創出していく。

 TFメンバーはユーザー企業としてイオン、がんこフードサービス、キユーピー、スシローグローバルホールディングス、トヨタ自動車、パナソニック、パルコ、東日本旅客鉄道、ファミリーマート、本田技術研究所、三菱地所、森トラスト、ロイヤルホールディングス、ローソンが参加する。
 

 システムインテグレーターとして、青山学院大学、FAプロダクツ、QBIT Robotics、ソフトバンク、TechMagic、東海大学、東陽機械製作所、日本ユニシスが参加する。

 TFメンバーは、ロボット実装モデル創出に貢献するとともに、創出されたモデルを業界内や類似業界にも横展開していくことを目指し、今後人手不足に苦慮する企業などが幅広くロボットを導入していくための基礎を構築していく。