ニュース

米商務省、ファーウェイへの猶予措置を90日間延長

2019/11/19 15:30

 【上海発】米商務省は11月18日(米国時間)、華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置をめぐり、通信ネットワークの保守など、米国企業との一部の取引を認める猶予措置を2020年2月16日まで90日間延長すると発表した。(上海支局 齋藤秀平)

ファーウェイのロゴ

 これまでの猶予措置は11月18日に期限が切れた。取引の範囲について、ウィルバー・ロス米商務長官は声明で「一時的なライセンスの延長により、米国の最遠隔地のいくつかの顧客にサービスを提供し続けることができる」としている。

 また、ロス長官は「国家安全保障のために、技術の輸出を厳密に監視し続ける」とし、米国製品の輸出が原則禁止されるエンティティーリストからファーウェイを除外しない方針を示した。

 猶予措置の延長について、ファーウェイは声明で「当社が継続して不当な待遇を受けているという事実を変えるものではない」と反発。エンティティ―リストに残ることについては「当社と協業関係にある米国企業の経済的損失のみならず、グローバルサプライチェーンの協業関係と相互信頼を分断するものだ」と米国の対応を批判している。
  • 1

関連記事

ファーウェイ任CEO、「米国の影響は2、3年」、GMS不採用で100億ドル前後の売上減

ファーウェイが狙うエコシステムの強化、パートナーとは協力と競争を共存

米商務省がファーウェイへの制裁を強化、ファーウェイは反発

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>