パイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI、高木晴彦社長)は1月8日、500mの遠距離計測が可能な「次世代3D-LiDARセンサー」の試作機を「CES2020」に出品したと発表した。

「次世代3D-LiDARセンサー」の試作機

 PSSIは、キヤノン(真栄田雅也社長)と自動運転レベル3(条件付き自動運転)以上の自動運転の実現に不可欠とされる3D-LiDARセンサーを共同開発しており、パイオニアのMEMSミラーを用いたスキャン技術とキヤノンの光学技術を用いた量産モデル(波長905nm)をCES2020に出品している。量産モデルとともに出品した次世代3D-LiDARセンサーは、両社のコア技術をベースに韓国SK Telecomの送・受信技術を加えることで計測距離を大幅に伸長した波長1550nmのモデルで、500mの遠距離で高解像度な計測を行うことができる。

 今年秋から量産を開始するモデル(準広角短距離用、中距離用、長距離用、広角タイプ)に、次世代の遠距離モデルを加えることで、セキュリティ、交通監視用途や、路側センサーなどのモニタリング用途、自動運転車両での遠距離計測など、さまざまな市場、顧客のニーズに対応することが可能となる。また、各LiDARセンサーを使用して物体検知や自車位置推定などを高精度に行えるソフトウェアも開発、提供できるようになる。

 PSSIでは、パートナー企業と技術をもち寄り、次世代3D-LiDARセンサーのさらなる高性能化、小型化、ソフトウェアの開発を進め、21年以降の実用・商用化を目指す。