レッドハット(望月弘一社長)は2月7日、米Red Hatが、Red Hat OpenShift Container Platformのユーザーに統合化されたマルチクラウド体験を提供する「Red Hat OpenShift Container Storage 4」の提供を1月15日に開始したと発表した。
Red Hat OpenShift Container Storage 4は、Red Hatによる18年のNooBaa買収で実現したMulti-Cloud Object Gatewayによって機能を強化。これまで通りアプリケーションとストレージ用の統一されたKubernetesベースのコントロールパネルで動作しながら、より高度な抽象化と柔軟性を提供し、複数のパブリッククラウドにわたるデータサービスに選択の自由を提供する。
一貫性のあるAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)インターフェースにより、これまでOpenShift OperatorHubのどのコンテナ・ストレージ・ベンダーでも手に入らなかった、Red Hat OpenShift Container Platform上のハイブリッドクラウドにわたる大量のデータを扱うアプリケーションの可搬性をサポートするために必要な組み込みのオブジェクト・ストレージとスケーラビリティを提供する。
また、今回のリリースは、Red Hat OpenShift Container Platformを利用可能なすべての実装形態にわたり、第一級の開発者体験を実現する。クラウドネイティブなアプリケーションの構築またはレガシー・アプリケーションのリフト&シフトを行う開発者向けに、「Red Hat OpenShift Container Platformに対する最適化」「デプロイメントの容易化とオートメーションの強化」「永続ボリューム作成の迅速化」などの特徴を通してアプリケーション開発ワークフローの迅速化を支援する。