ネットワールド(森田晶一社長)は3月11日、花き(切花・鉢物)の卸売を行うフラワーオークションジャパン(藤澤俊三社長)が、VDI(仮想デスクトップ)向け仮想化基盤とサーバー向け仮想化基盤のバックアップ環境を、ネットワールドが提供するVeeam Softwareのバックアップツール「Veeam Backup&Replication」(Veeam)と、Dell EMCの重複排除バックアップストレージ「Dell EMC Data Domain 3300」(Data Domain)に刷新し、本格稼働を開始したと発表した。

導入したシステム

 フラワーオークションジャパンでは、従来、バックアップに共有ストレージを用いていたが、ランサムウェアなどの被害が懸念され、また、バックアップデータからのファイルリストア作業などに多くの工数を要していたため、バックアップシステムの見直しを図った。VeeamとData Domainによる新しいバックアップ環境では、専用ストレージにバックアップを保存することで、重要な業務データを確実・安全に保護することが可能となった。

 Veeamは、ユーザーインターフェースがシンプルで分かりやすいため、日々の運用管理の効率が向上し、旧環境で発生していたバックアップの失敗もなくなった。また、圧縮・重複排除機能により、保存データ容量を約10分の1に削減しており、リソースの有効活用やIT投資の最適化という面でも大きな成果が上がっている。

 システムの提案・導入は、ネットワールドのパートナーである富士ソフト(坂下智保社長)が担当した。フラワーオークションジャパンは、データの保護・活用をデジタルトランスフォーメーションの中核に位置付づけており、今後、別のツールを利用しているCIFS領域のバックアップもVeeamに統合するとともに、クラウドを利用したDR(災害対策)環境の構築なども検討していく考え。