サイバーセキュリティクラウド(大野暉社長)は、3月26日に東京証券取引所マザーズに上場した。上場初日の初値は、公開価格4500円の約2倍の9210円、終値は1万710円だった。

サイバーセキュリティクラウドのWebサイト

 サイバーセキュリティクラウドは、「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という経営理念を掲げ、クラウド型WAF「攻撃遮断くん」、AWS(Amazon Web Services)が提供するAWS WAFのルール自動運用サービス「WafCharm」を軸とした、ウェブセキュリティ事業を展開している。

 19年12月期では、引き続きクラウド型WAF「攻撃遮断くん」の機能強化のための先行投資と導入企業数拡大、「WafCharm」の導入企業数拡大に向けた取り組みに加え、19年2月にはAWS WAFのルールセットである「Managed Rules」の販売を開始した。

 今後の見通しとしては、インターネット技術の進化にともないウェブシステムへのサイバー攻撃の手口が加速度的に高度化しており、AIを悪用したより複雑な攻撃や、未知のサイバー攻撃が増加していくことが予想されている。これらの脅威に対して同社では、経営理念である「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」を実現するため、ビッグデータとAIの技術を組み合わせた新たな知見により、最新の攻撃手法を研究し、プロダクトへ反映していく。

 20年12月期は、「攻撃遮断くん」と「WafCharm」に経営資源を投下し、事業拡大を図るためのエンジニア・営業人員の強化を計画している。プロダクトの機能強化や継続的な研究開発、営業活動の強化により、さらなる成長を目指す。

  20年12月期の業績予想については、売上高11億2600万円(前期比38.0%増)、営業利益1億7900万円(24.4%増)、経常利益1億6600万円(17.3%増)、当期純利益1億4000万円(8.6%減)を見込んでいる。