ATENジャパンは、リモートワークソリューションCNシリーズの最新機種「CN9600」を4月に発売する。同社の詹世惠・取締役企画本部長は「いろいろな働き方を実現する企業の変革を支援したい」と意気込んでいる。

詹 世惠取締役(左)と林 陽介課長

 CNシリーズは、PCやアナログKVMスイッチとコンソールデバイス(キーボード、モニター、マウス)の間に接続することによって、機器へのリモートアクセスを実現するソリューション。PCにソフトウェアをインストールする必要がないため、導入コストを抑制できるほか、PCのリソースを圧迫せずに利用することができる。

 セキュリティの高さも特徴の一つだ。同社の詹取締役は「リモートアクセスをする場合、キーボードとマウス、映像の信号だけを転送するため、外部からハッキングされることはなく、ウイルスに感染することもない」と話す。

 従来機種に比べ、インターフェースを変更した。新たに搭載したデュアルLANポートは、いずれも10/100/1000 Mbpsネットワークインターフェースになっており、ネットワークの二重化や異なる二つのIPアドレスの割り当てが可能。電源バックアップ用のデュアル電源も搭載した。処理性能を向上させていることも進化点だ。

 このほか、イメージとビデオの品質を改善するFPGAグラフィックプロセッサーを搭載し、シリアル制御のためのRS-232 DTE/DCE規格に準拠。解像度は、ローカル/リモートの各コンソールとも1920×1200@60Hzに対応している。

 企画部マーケティング課の林陽介課長によると、従来機種は幅広い業種に導入され、業務省力化を実現している。そのなかで、半導体メーカーへの導入事例では、クリーンルームの外からも製造装置の管理PCを操作できるようにすることでクリーンルームへの入退室を減らし、品質向上と業務効率化に成功し、迅速な障害対応も可能になっているという。

 詹取締役は「新型コロナウイルス対策をはじめ、企業の間では、テレワークやリモートワークの需要は高まっている。CN9600によって、安全な業務環境を簡単に構築できることを訴求していきたい」と話す。(齋藤秀平)