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「intra-mart」とビジネスチャットの連携、NTTテクノクロスがサービス開始

2020/05/28 14:42

 NTTテクノクロス(串間和彦社長)は5月27日、NTTデータ・イントラマート(中山義人社長)が提供するシステム共通基盤「intra-mart」とビジネスチャットを連携し、業務での申請や承認をチャットから手軽に実行可能にして、システム上で管理できるサービスを6月1日に提供すると発表した。

ビジネスチャットを利用した申請・承認のイメージ

 NTTテクノクロスでは今回、導入実績7500社超のintra-martのワークフロー管理機能と、リアルタイムのコミュニケーションを可能にするビジネスチャットを連携することで、手軽な申請・承認作業を実現し、働く場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を推進する。

 具体的には、ビジネスチャットで事前に設定したスタンプを送信するだけで、始業・終業・休憩など勤務状況の申請が可能となる。管理者はスタンプを返信するだけで申請を承認できるため、リアルタイムに正確な勤務状況の管理を簡単に実現する。このほか、スタンプ送信をきっかけに業務日報などの情報をintra-mart上に登録することができ、移動の際に申請するなど時間の有効活用にもつながる。intra-martとビジネスチャット以外に、始業・終業などの打刻用アプリケーションや専用機器は導入不要のため、新たな操作を覚える手間を省略でき、導入直後でも簡単に利用できる。

 認印などの押印処理が必要な書類のデータ(PDF)をintra-martを利用して申請すると、承認者にビジネスチャットから通知が届く。承認者は申請された書類と説明情報をチャットから閲覧でき、スタンプを返信するだけで、事前に設定していた印影が添付書類の指定の位置に押印される。ビジネスチャットはパソコンを開かずに、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも操作可能なため、在宅勤務先や外出先からでも手軽に承認作業ができ、多様なテレワークの推進を支援する。

 連携しているビジネスチャットを利用して申請された情報は、intra-mart上でも閲覧、承認できるなど一元管理が可能。勤務情報については、組織や個人単位の状況をグラフにして時系列で把握できるため、勤務時間の増減の把握も可能となり、労働環境の最適化にも生かせる。申請・承認データを外部出力し、必要なデータを別の勤務管理システムに取り込んで利活用することもできる。

 なお現在は、NTTテクノクロスが提供するビジネスチャット「TopicRoom」と連携が可能となっている。TopicRoomは、営業情報や個人情報など決して漏えいしてはいけない機密情報をやりとりする高セキュリティの環境を用意し、通知機能やログの編集など、ビジネス用途を意識して必要な機能を提供している。今後は、その他のビジネスチャットとの連携も拡大する方針。
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外部リンク

NTTテクノクロス=https://www.ntt-tx.co.jp/

NTTデータ・イントラマート=https://www.intra-mart.jp/