日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)は、AIソリューション「Toami Visionシリーズ」の第5弾として、AIによる正しい手洗いの動作・手順判定サービス「手洗いVision」の提供を6月4日に開始した。

サービスイメージ

 これまで食品事業者を中心に、「正しい手洗い」の確認は人による目視で行われていることが多く、コストとリソースに大きな課題を抱えていた。そこで同社では、昨年度から食品工場の正しい手洗い動作と手順の判定・記録について「動作認識AI」「手順判別AI」など複数のAIを活用した実証実験を実施してきた。

 この結果、手洗いの各工程別動作の判定では90%以上、手順や各工程の時間など一連の動作判定でも90%以上の検知率を確認した。あわせて判別の自動化により人による目視がなくなり、コストや工数の削減を実現したことから、今回、手洗いVisionとして正式にサービス化した。

 手洗いVisionでは、複数のAIで動作判別・手順判別を行い、ルール通りの正しい手洗いかを判定する。手洗い開始のタイミングを自動で検出し、画角や明るさなど、カメラ設置環境に特化したチューニングを実施する。また、動作記録(動画)、過去の判別ログを記録する。オプションで、人の自動判別も可能となっている。

 昨今、新型コロナウイルス(COVID-19)を含む感染症のほか、風邪や季節性インフルエンザ・食中毒の予防として、食品事業者に限らず「正しい手洗い」の重要性がさらに増している。こうした状況を踏まえ、今後NSWでは、手洗いVisionの派生サービスにより、多くの人が同一のものに接触する頻度の高い教育現場や公共施設、医療・介護施設、工場、コールセンターなどの衛生管理強化を支援していく考え。