サイバーソリューションズは6月23日、従業員向けにリファラル紹介採用制度の実態調査を実施したと発表した。


 リファラル紹介制度は、自社のサービスや社風を深く理解している社員に知り合いを紹介してもらう採用手法。一般的に、リファラル紹介制度で入社した社員は採用後のミスマッチが起こりにくく、社員の定着につながるといわれている。

 同社は、01年からリファラル紹介制度を採用制度として取り入れており、より優秀な社員を採用できるよう、採用された場合の紹介料は50万円に設定している。また、社員がリファラル制度を積極的に活用できるよう、毎月開催される全体会議や社内掲示板で制度を告知し社内に浸透するよう取り組んでいる。今回、社員がリファラル制度をどのように活用しているのか実態を把握するために社内調査を実施した。

 まず、同社のリファラル紹介制度への認知に関して、72.9%の社員が同社のリファラル紹介制度を「知っている」、25%が「知っているが詳しくは知らない」で、「知らない」と回答したのは1人のみで2.1%となった。

 また、実際にリファラル紹介制度を利用したことがあるかという質問に対して、68.1%は「ない」、14.9%が「ある(紹介し、その人が入社した)」、10.6%が「ある(紹介され自分が入社した)」、6.4%が「ある(紹介したが、その人は入社しなかった)」と回答した。

 「知り合いを紹介し実際に入社した」と回答した社員(N=7)の紹介先部署は技術部(エンジニア)が多い一方で、「知り合いを紹介したが入社しなかった」(N=3)の紹介先部署は、技術部以外の営業部が中心だった。同社の技術部(エンジニア)や営業部にはそれぞれ同程度の人数が所属しており、リファラル制度はエンジニア採用でより有効であることがうかがえる。

 また、「知り合いを紹介し実際に入社した」と回答した社員が、知り合いを同社に紹介した理由として、「サイバーソリューションズはお勧めできるいい会社だと思ったから」と回答している者が一番多く、「その人の能力がサイバーソリューションズに最適だと思ったから」「その人と一緒に働きたいと思ったから」が続いた。一方で、紹介理由で「紹介料が魅力的だったから」を紹介理由に挙げている人はいなかった。紹介料が魅力的であれば、社員がリファラル制度を積極的に活用するとは限らないことがうかがえる結果となった。

 「知り合いを紹介した」社員が、どのような知り合いを同社に紹介したかを見ると、「旧職での同僚」が多数を占め、続いて「プライベートでの知り合い」が続いた。旧職での同僚であれば、実際の能力や仕事での人となりを熟知している可能性が高く、紹介のハードルが低くなるのではないかと思われる。

 リファラル紹介制度で実際に入社した社員(N=5)の80%が、「入社前に紹介してくれた人に職場の様子を質問し、具体的かつリアルな説明を受けた」と回答。そして、80%が入社前と後でギャップはないと回答していた。そして、100%の社員が機会さえあればリファラル活動に前向きということも調査から明らかになった。

 制度活用にあたっての課題としては、25%の社員が「制度を知っているが詳しくは知らない」と回答したほか、紹介制度を活用していない理由の1位が「紹介したい人材がいない」の71.9%であった。同社ではこれを受け、制度内容をより浸透させる社内制度を構築するなど、新たな取り組みの実施を検討している。