インターネットイニシアティブ(IIJ)は、企業の情報システム部門に代わってITインフラに関わる業務と資産調達をまるごと請け負う新たなソリューションとして「ストラテジックITアウトソーシング」の提供を7月14日に開始した。

企業内IT人材の注力領域

 ストラテジックITアウトソーシングは、顧客からの要望に応じてITインフラのシステムや役務を提供してきた従来型のアウトソーシングサービスとは異なり、情報システム部門の業務全般を代行する体制を提供し、顧客との契約で設定した「年間ITコストの削減」などのKPIにコミットする新しいかたちの戦略的アウトソーシング。同ソリューションを導入することで、顧客は従来のITインフラ対応業務を自社から切り離し、適切なコスト状態を維持しながら人的リソースを戦略的IT活用にシフトすることが可能となる。

 具体的には、システムの保守運用など特定の役務を単純に代替するのではなく、システムの戦略立案・企画から調達、構築、運用まで、部門の役割ごとのすべて請け負い、情報システム部門がもつ事業目標に即したKPIを設定し達成をコミットする。顧客は、ITインフラに関わる業務から解放され、DX推進やITを活用した新事業創出など、本来強化すべきコア業務に注力できる。

 また、提供するITインフラとサービスの運営業務全般をIIJが代行する。ITサービス事業者としてこれまで培ってきた高度なシステム運用の知見、ノウハウにより、システム全体の安定稼働と可用性を担保し、顧客の業務負担を軽減する。

 ITインフラ環境の標準化、利用サービス・製品選定、調達の一元化、運用自動化により、提供範囲でのシステム維持/運用のコストを最適化し、さらに、顧客と合意した比率で継続的に年間コストを削減する。顧客は、高品質なITインフラを維持しながらコストパフォーマンスを向上し、運用業務からの解放が可能になる。

 今後は、並行して開発を進めているインフラ運用の自動化を実現する仕組みを中心に業務全体の効率化を推し進めつつ、クラウドサービスへのリフト&シフトを促進するサービスや、顧客のDX人材育成支援を行うサービスなどを整備していくことで、戦略的アウトソーシングビジネスを推進していく考え。