NTTデータイントラマート(イントラマート)と住友林業の子会社である住友林業情報システムは9月16日、イントラマートが提供するシステム共通基盤「intra-mart」のBPM機能「IM-BPM」とRPA(Robotic Process Automation)を連携させる「ロボポータル」を共同で開発したと発表した。

業務プロセス全体イメージ

 住友林業情報システムは、14年から社内業務のRPA化の検討を開始し、16年からはグループ各社へのRPA導入支援と運用サポートを行ってきた。現在では、住友林業を中心にグループ6社でRPAを活用しており、全体で年間3万7000時間の削減を実現している。

 グループ会社のRPA導入を推進するにあたり、ロボのパーツ化など独自手法で制作を進めたことで、運用管理は大幅に効率化された一方で、専門性が高くなってしまい、結果的にユーザーの利便性が課題となっていた。そこで今回、この課題を解決し、RPAをユーザーにとってより使いやすいものにするためにイントラマートとロボポータルの共同開発に着手した。

 共同開発したロボポータルは、人とRPAの作業をシームレスにつなぎ、End to Endの業務プロセスを円滑にすることで、業務全般の効率化・自動化を実現する。RPA含めた業務の実行ステータス・進捗状況、自身の作業がリモートで確認できるため、場所を選ばずスピーディーな業務遂行が可能となる。また、作業の停滞やRPAのエラーをビジュアルに確認することもできる。

 対象業務をBPMN図に描き、ロボポータルにアップロードすることで、各業務担当者が実施権限をもつ業務メニューが表示され実行できる。この一連の仕組みを内製化して運用できるため、業務のデジタル化の範囲を容易に拡張できる。また、現場の業務担当者でもシステムを意識せず、RPAを業務プロセスの所定箇所につなぎ自動実行させることが可能。RPAをつなぐ設定は、業務担当者でもわかりやすいUIで実現している。

 すでに住友林業情報システムでは、住友林業の住宅カタログなど顧客からの資料請求に対応する業務にロボポータルを導入し、導入前に比べ25%作業時間を削減している。ロボポータルは今後、グループ各社での導入も検討していく。住友林業グループでは今後もRPAなどを活用して業務効率化を推進し、働き方改革に注力していく方針。

 イントラマートでは、今回のロボポータルを皮切りに「RPA高度化導入支援サービス」として提供することで、同様の課題解決を望む顧客のDX化につながる最適な業務全般のデジタルプロセス化を実現していく考え。