アクシスは、9月30日に東京証券取引所マザーズに上場した。上場日は買い気配のまま値が付かず、翌10月1日は東証のシステム障害で全銘柄終日取引停止で値が付かなった。上場3日目の10月2日に初値5700円を付けた。公開価格の5.3倍だった。

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 アクシスでは、システムインテグレーション事業とクラウドサービス事業の2つの事業を展開している。

 システムインテグレーション事業は、金融機関、官公庁などの公共性の高い機関、一般事業会社とグループ会社、まはた一次請けとなるシステムインテグレーターを顧客として、各種業務アプリケーションの設計開発業務や運用保守業務を請け負うサービス、インフラシステムの設計構築業務や運用保守業務を請け負うサービスを提供している。

 主に、金融機関のデリバティブ取引、外貨資金取引、債権管理、リスク管理、勘定データ移行、年金等のシステム開発・構築などに携わるとともに、官公庁分野、電力分野、航空関連分野などの公共性の高い業務アプリケーション開発等に対応可能な分野を広げている。

 クラウドサービス事業は、位置情報・走行履歴管理機能により、車の位置情報をリアルタイムに把握することが可能なサービス「KITARO」を提供している。渋滞情報と走行履歴情報から目的地の到着時刻を予測することが可能であり、アクセル操作やアイドリング時間の基本情報に加え、急ブレーキ、急ハンドルなどの発生情報を取得し、安全運転やエコドライブに関する分析評価を行う機能も備えている。

 現在、システムインテグレーションは、クラウドから始まったデジタル革命により大きな変革の時を迎えており、アプリケーションやインフラシステムの構築技術は、従来のプログラムによるシステム開発からプログラムを必要としないプログラムレスやプラットフォームを活用した開発へのシフトが進展している。

 こうした市場環境のなかで、18年度を初年度とする中期事業計画の達成に向け、創業以来の事業であるシステムインテグレーション事業と18年度から開始したクラウドサービス事業で、顧客からの信頼を獲得し持続的にサービスを提供することができるよう、様々な要望に対応したサービス提供を行っている。また、デジタルトランスフォーメーションなどのデジタル社会の変化をビジネスチャンスとするために、システム開発の多数の先端技術の吸収を積極的に行うと同時に、業容拡大に向けた人材の積極採用を行っている。

 今後の成長戦略としては、Fintech、次世代SI、IoTの各領域で、具体的アクションプランに基づき、さらなる事業拡充を目指す。Fintech領域では、基幹系・市場系システムのクラウド化、キャッシュレス決済プラットフォーム構築など金融のテクノロジー利用を促進する。次世代SI領域では、AWSやGCP、Salesforceなどのプラットフォームを活用したサービス、RPAの提供に注力。IoT領域では、KITARO事業のサービス強化により、需要が拡大するMaaSを推進していく。

 20年12月期の業績予想は、売上高が36億7900円(前期比7.9%増)、営業利益は2億6400万円(同58.0%増)、経常利益は2億7400万円(同49.0%増)、当期純利益は1億9300万円(同47.8%増)を見込んでいる。