NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)とNTTテクノクロス(NTT-TX)は、NTTメディアインテリジェンス研究所の技術を活用して開発した世界初となる多指向性小型マイクロフォンモジュール(Voice Compass Direction Module)とアプリケーションの開発に必要な開発者用マニュアルをセットにした「Voice Compass Developer Kit」を、12月上旬から販売する。

 Voice Compass Developer Kitは、NTTメディアインテリジェンス研究所で研究開発されたIM-ASTER技術をベースにしたマイクデバイス(NTT-ATが商品開発)とIM-ASTERライブラリー(NTT-TXが提供)、開発者用マニュアルをセットで提供する製品。マイクデバイスで集音した音声を、ソフトウェアで処理することで音声分離を実現する多指向性小型マイクロフォンモジュールを開発することができる。

 多指向性小型マイクロフォンモジュールは、IM-ASTER技術により最大12方向の音を個別に分離して集音する機能と、話者の方向を自動で推定し位置変化に合わせて集音する自動追従機能を備えている。この機能を会議議事録システムに搭載することで、これまで困難だった話者を分離・識別した音声認識が可能となるため、議事録作成業務の効率化を図ることができる。

 また、8個のMEMSマイクとIM-ASTER技術によるソフトウェア処理で指向性をより鋭く形成する。マイクデバイスはUSBバスパワー方式による給電で、約60gと軽量・小型のため簡単に持ち運ぶことができる。