NTTドコモとNTTテクノクロス、アクロスエンタテインメント、GADGETの4社は、著名な声優の音声合成を利用するための仕組みを整え、11月6日からNTTテクノクロスが提供する音声合成ソリューション「FutureVoice Crayon」シリーズの新サービスとして法人向けに提供を開始した。

「FutureVoice Crayon」のシリーズの新サービスを法人向けに提供

 新サービスは、最小限の手続きで自社のアプリやゲームに人気声優の「声」を活用することが可能となるもの。ラインアップとして、アクロスエンタテインメント所属声優陣の声を再現した音声合成モデルを用意しており、今後、対応する声優やキャラクターを順次拡大していく予定。

 従来、人気声優を起用するには、収録のスケジュール・費用・稼働を調整する必要があり、収録後も音声の修正などに手間がかかっていた。新サービスでは、事前に用意した合成音声モデルを用いて、声優の声をクラウドサービスで提供するため、声優の稼働や編集の手間を削減し、いつでもどこでも声優の声を取得して利用することができる。

 AIを活用した音声合成技術をもとに、人気声優の声を忠実に再現。単調な話し方ではなく、感情表現を細かく調整し、本人の話し声に近い声を再現できる。アクロスエンタテインメント所属の花江夏樹や内田彩など24人の声を用意している。

 また、これまで声優の声を法人のサービスとして利用するためには、声優事務所との権利交渉に多くの時間を要することから、利用企業にとって大きな負担となっていた。新サービスでは、基本的な権利要項について調整済みの声優の合成音声を提供するため、権利の調整を一部の確認事項のみにでき、手間をかけずに声優の声を利用することが可能となる。

 なお、サイバードが提供するコミュニケーションゲーム「エムノア」に、10月13日から先行導入している。エムノアでは、花江夏樹や内田彩などの声を使った、1000以上の会話パターンによる本編ストーリーを楽しむことができる。

 税別価格は、クラウドサービス利用料金が月額5万円(同時接続数:1、話者:1人)、話者追加オプション料金が月額1万円(話者追加1人ごと)、音声利用料金は個別相談(声優ごとに料金設定)。