東芝デジタルソリューションズは11月17日、ウイングアーク1stと戦略提携契約を取り交わした。従来から取り組んでいるデジタルソリューションビジネスでの連携強化に加え、ファクトリー領域や人材ソリューション領域などで新たなデータサービスを創出していく。東芝デジタルソリューションズは、ウイングアーク1stの既存株主との間で株式譲渡契約を結び、15%の株式(460万4700株)を取得する。今後、株式取得に関する必要な手続きを行い、12月末までに完了する予定。

 
 ウイングアーク1stは、帳票事業やデータエンパワーメント事業に強みをもつソフトウェア・クラウドサービス企業。同社の帳票基盤ソリューション「SVF」は、導入実績が2万6000社を超え、帳票基盤ソリューション市場で国内トップのシェアをもつ。さらにデータの集計・分析・レポーティングを行うためのソフトウェア「Dr.Sum」は導入実績が6400社、蓄積されたデータを可視化するダッシュボード「MotionBoard」は導入実績は2170社と、広く活用されている。

 東芝グループは、全社変革計画「東芝Nextプラン」で、インフラサービスカンパニーとしての安定成長とCPSテクノロジー企業としての飛躍を掲げている。インフラサービスを中心とした成長施策の展開に加え、既存のインフラサービスの進化、新技術の新規インフラサービスとしての実装、そしてそこから生み出されるデータや流通データなどをビッグデータとして扱い、プラットフォーム化することで新たな価値をもたらすデータサービス事業に注力していく。

 両社はこれまで、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meisterシリーズ」とウイングアーク1stのMotionBoardとの連携を進めてきた。今回、両社の製品・顧客基盤を生かしてスマートファクトリー領域でのさらなる販売強化を図る。さらに、ウイングアーク1stのDr.Sumが強みとするリアルタイムでのデータ収集、高速での集計・分析と、東芝デジタルソリューションズのソリューションによって得られるデータや、それらのデータに関する知見、データ分析力などを組み合わせることで、新たなデータサービスの創出を目指す。

 東芝デジタルソリューションズでは、東芝Nextプランの実現に向け、今後も成長領域での必要な提携や投資を行い、デジタルソリューションビジネスの強化、新たなデータサービスの創出を推進していく方針。