日立システムズでは、Celonisと今年6月にPPA(Partner Program Agreement)を取り交わしているが、今回これに加え、12月にリセラー契約を結んだ。これにより、Celonis EMSのライセンス販売だけでなく、顧客のニーズに合わせて、顧客システムでのCelonis EMSを活用した実証や、本番環境への導入、運用支援が可能となる。
なお、日立システムズでは、昨年7月から実施したCelonis EMSの価値検証(PoV:Proof of Value)を経て、今年7月に社内システムに本格導入している(日本国内契約4社目)。社内のSAPをベースとした販売管理業務と、自社開発したフィールドサービスシステムの業務の改善へ適用し、業務プロセスを総合的に把握することで、業務の品質向上やリードタイムの最適化、コンプライアンス強化など業務全体の改善を加速している。今後も、Celonis EMSを適用する社内業務プロセスを拡大し、そのなかから得られるノウハウ・ナレッジを顧客の業務改善につなげるためのユースケースとして提供する。こうした社内業務での活用に加え、今後、既存顧客での基幹システムを用いた実証実験からノウハウの蓄積を図っていく。