VAIOは、立体成型フルカーボンボディの量産化に世界で初めて成功したモバイルPCのグローバルフラッグシップモデル「VAIO Z」の法人向けモデルとして「VAIO Pro Z」を発表した。
VAIO Pro Zは、1kgを切る軽量ボディでありながら、ワークステーションのエントリーラインに匹敵するほどのスピード、スタミナ、強靭さを備えている。性能と軽さの両立に成功した背景には、カーボンファイバーを立体成型してPCのボディ全面で使用するという世界初の挑戦がある。これは、長野県安曇野市の本社工場に設計から製造、サポートまでの全部門を集約するVAIOの長年のものづくりに関するノウハウと“チーム・ジャパン”ともいえる国内の協力企業各社の技術を結集することで実現したもの。
VAIO Pro Zでは、フルカーボンボディのアドバンテージを生かしながら、大容量の放熱システムを実装することで、1kgを切るモバイルノートPCのなかで唯一、デスクトップ級の高性能プロセッサーを搭載。第11世代インテル Coreプロセッサー H35シリーズが生産性を大幅に向上する。また、ワークステーションのエントリーラインに匹敵する性能とモビリティを両立しており、外出先でも、CAD図面や映像をその場で仮編集し、修正の方向性を確認・合意することができる。
アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験もクリアし、そのタフさを証明している。天面・裏面の計2面の落下試験について、MIL規格(MIL-STD-810H Logistic Transit Drop Test)を超える、落下高さ127cmの衝撃から本体を守る堅牢ボディを実現した。