サイバーリンクは、ACE Biotekとパートナーシップを交わした。


 サイバーリンクのFaceMe AI 顔認証エンジンをACE BiotekのWallie Screenアクセス制御・検温スクリーニングシステムに統合することで、訪問者の受付とアクセスコントロールを迅速に行う自動化されたソリューションを実現した。このソリューションは、必要に応じてマスクの着用状態確認や検温スクリーニングを行い、事業所や医療施設、その他多くの施設で安全な環境の維持をサポートする。

 ACE BiotekのWallie Screenアクセス制御・検温スクリーニングシステム「TC-800」は、主な顧客である医療施設やオフィスビルなどで、スムーズなアクセス制御と健康状態の確認が行えるように設計されている。

 赤外線カメラとサイバーリンクのFaceMe AI顔認証エンジンを統合することによって、TC-800はマスク着用時にも対応する個人識別や、マスク着用状態の確認、体温の測定といった機能を0.5秒という短時間で実行できるため、ユーザーがこれらのプロセスに要する時間を意識することはほとんどない。21年初めに発売されたこのシステムは、すでに米国と台湾で導入されており、成果を上げている。

 例えば、5000人を超える従業員を抱えるテック企業では、タイムレコーダーの代わりにTC-800で従業員の出退勤を記録するとともに、アクセス制御と健康状態の確認、その他従来手動で行っていた作業を自動化したことで、人が集中するピーク時の待ち時間を解消することができた。また、これだけにとどまらず、人件費の削減、勤怠管理の改善、入退室管理の厳格化、より安全な職場環境の確保など、多くのメリットをもたらしている。

 サイバーリンクのFaceMe AI顔認証エンジンは、顔認証の精度に関する業界内で最も厳格な評価テストNIST(アメリカ国立標準技術研究所)FRVT(顔認証ベンダーテスト)の1:1と1:Nテストで世界第6位にランクインしている。Windows、Linux(Ubuntu、RedHat、CentOS)、JetPack(Jetson)、iOS、Androidといったオペレーティングシステムをサポートするとともに、多くのCPU、GPU、SoC、APU、VPUに最適化されており、幅広いAI/IoTデバイスに顔認証を統合することが可能な柔軟性に優れたソリューションとなっている。

 ACE BiotekのWallie Screen AI高速スクリーニングシステムは、リアルタイムの赤外線体温測定と個人識別機能を備えている。さらに、人物がマスクを着用しているかどうかを自動的に検出することもできる。また、クロスプラットフォームのリアルタイムリモートモニタリング機能を装備しており、感染症状況の収束後も同機器を使用することで、将来起こり得る感染症発生時のリスクを低減することができる。