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エンバカデロ、統合開発環境の新版「RAD Studio 11 Alexandria」を販売

2021/09/13 12:00

 エンバカデロ・テクノロジーズ(エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境のメジャーバージョンとして「RAD Studio 11 Alexandria」「Delphi 11 Alexandria」「C++Builder 11 Alexandria」の販売を9月10日に開始した。新バージョンは、110以上の新機能追加と650件以上のバグを修正するとともに、IDEのユーザーエクスペリエンスを大幅に向上し開発者の生産性を高めた。

RAD Studio 11 Alexandriaの画面イメージ

 RAD Studio 11は、Windows 11向けのアプリケーション開発とWindows 11アプリを配布するMicrosoftストアに対応。最新のWindowsアプリケーションを含めた広範なデバイスでのアプリ展開が可能となる。また、同製品のインストーラーは、MSIの後継であり最もセキュアな最新のMSXIパッケージで提供される。

 なお、メジャーバージョンごとに都市名が変わり、新バージョンにエジプトの地中海沿岸にある港湾都市「アレクサンドリア」が選ばれた。アレキサンドリアには、古典古代世界で最大かつ最も重要な知恵を集めた図書館(ライブラリー)が設置されていた。VCL/FireMonkeyという強力なライブラリー/フレームワークをもつRAD Studioが目指すべき姿としてこの愛称となった。

 新バージョンの主な特徴は、各社の最新CPUとOSに対応しており、macOS 64bit ARMコンパイラとツールチェインを搭載したことで、Intel/M1どちらにも対応したユニバーサルアプリケーションの構築、macOS App Storeでの配布が可能となった。

 また、最新のAndroid 11(API level 30)、Billing APIにも対応した。さらに、Googleが推奨するAndroidXライブラリーの使用に移行。新たに複数のclasses.dexファイルをサポートすることで、外部のAndroid依存関係の統合を簡素化することができた。

 統合開発環境(IDE)が高DPI/4Kに対応したことで、実解像度でのUI設計が可能。開発環境下で、フォントやアイコンが鮮明に表示されるだけでなく、VCL/FMXフォームデザイナーでの画面開発もリアルタイム表示で高DPIのアプリケーションの設計が可能となる。

 VCLとIDE向けにリモートデスクトップ機能を強化し、リモートデスクトップでのIDEの利用でも高い操作性を実現。リモート環境でのチーム開発の生産性を向上した。バージョン管理システムによるコードの変更トラッキングをサポート、Subversion、Git、Mercurialのリポジトリに対応、差分ビューワーを用いた変更箇所や履歴の確認など、チーム開発を効率化する機能追加も含まれている。

 さらに、業務アプリケーション開発でも、リモートデスクトップで高い接続性と速いレスポンスが得られるため、リモートワーク用のシステム開発に役立てることができる。

 なお、オンラインショップ各社では、新バージョンの各エディションを10%で提供する「RAD Studio 11発売記念キャンペーン」を10月31日までの期間限定で実施する。
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外部リンク

エンバカデロ・テクノロジーズ=https://www.embarcadero.com/jp/