富士ソフトと学研ホールディングスのグループ会社である学研塾ホールディングス、学研メソッドは、新しいオンライン学習環境の実現に向け共同実証を実施する。この実証では、富士ソフトが提供する仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」の技術と学研メソッドが有する学習塾の運営ノウハウを生かし、生徒の学習意欲と競争心の向上につながる仮想学習空間(バーチャル学習塾)の創出を目指す。
 


 “新たな学びの創造と多用な学習機会の創出”を目指している学研ホールディングスでは、グループを挙げて顕在化した課題の解決に取り組んでいる。富士ソフトは、長年、教育ICTサービスに取り組んでおり、今年6月からテレワークのコミュニケーション課題を解決するFAMofficeを提供している。両社は今回、FAMofficeの技術と学習塾の運営ノウハウを活用し、生徒の学習意欲や競争心の向上につながる仮想学習空間を開発するため共同実証を実施する。

 今回の実証では、仮想空間上に対面時と変わらない学習塾環境を再現したバーチャル学習塾を開校し、先生と生徒は自分の分身(アバター)で通塾して、先生や仲間と過ごす。先生は、授業中に学習意欲の薄かった生徒に対する個別フォローを、生徒は先生への個別質問や仲間との会話などを行い、学習理解を深めたり、他の仲間が頑張っている姿から刺激を受けたりといった体験をする。

 これらの体験から学習意欲や競争心を高めるための必須要件を、生徒と保護者へのユーザーリサーチにより抽出する。実証の結果をもとに富士ソフトは新しいオンライン学習サービスを開発し、「FAMschool(ファムスクール)(仮称)」として来年4月からの提供を目指す。

 将来的には、FAMschool内での行動データと成績などの学習結果や学習履歴データなどを組み合わせて、テスト結果などからは発見することができなかった生徒それぞれの特性の可視化にも挑戦し、より的確な指導に結び付けることが可能となる教育プラットフォームを目指していく。