エクセルソフトは、インテルコーポレーションが提供するアプリケーションのパフォーマンス向上のためのソフトウェア開発ツールスイート「インテル oneAPI ツールキット」の有償製品について、最新バージョンの国内販売を12月23日に開始した。

インテル oneAPI 2022

 インテル oneAPI ツールキットは、インテルプロセッサー向けの最適化に加えて、インテルが提供するGPUやFPGAなど異なるハードウェアも並行利用できるよう統一されたプログラミング・モデルをサポート。現在または将来のインテルのプラットフォームでパフォーマンスを最大限に引き出す必要があるソフトウェア開発者の負担を軽減する。

 ツールキットには、現在のC++を用いてCPU、GPU、FPGAといった複数のアクセラレータ・アーキテクチャーに対応可能なoneAPIデータ並列C++(DPC++)言語による開発をサポートするコンパイラ、ライブラリ、性能解析ツールなどを含むベース・ツールキットと、HPC、IoT、レンダリングの各用途でのニーズを満たす専門的なツールを加えた計四つのツールキットを用意している。共通して、WindowsとLinuxの各OSをサポートし、一部のコンポーネントではmacOSもサポートされる。また、Microsoft Visual StudioもしくはEclipseへ統合して使用することができる。

 最新バージョンの「インテル oneAPI 2022」では、ヘテロジニアス・プログラミングを支援し、インテルのCPU、GPU、FPGAから最大限に性能を引き出すために、20年12月のバージョン2021.1リリースから数えて900以上の新機能や改良を加えている。

 主な強化点として、「インテル oneAPI DPC++/C++コンパイラ」にプログラミングの生産性を高めるSYCL 2020機能を追加。また、Python実行環境「インテル ディストリビューションのPython」では、データ並列PythonテクノロジーによりインテルのGPUをPythonからも活用できるようになった。

 「インテル VTuneプロファイラ」には、ホットスポットを視覚化するフレームグラフ機能が加わり、アプリケーションの時系列の動作をさらに把握しやすくなった。「インテル Advisor」では、オフロードのモデル化が拡張され、アプリケーションの実行をCPUからGPU、またはGPUからほかGPUへと移行させたときのパフォーマンスを、コードの変更前から詳細にシミュレートできるようになった。

 LLVMテクノロジー・ベースの新しい「インテル Fortranコンパイラ」が製品版となった。Fortran 2003とFortran 2008の汎用的な機能と、インテルのGPUへのオフロードのためのOpenMP 5.x機能をサポートしている。「インテル MPIライブラリ」では、Amazon Web Servicesに加えてGoogle Cloud Platform向けのパフォーマンス最適化が行われた。

 また、有償製品では、技術サポート、最新と過去バージョンのソフトウェアのダウンロード、追加の日本語コンテンツ(ドキュメント、オンデマンド・トレーニング、限定セミナー)へのアクセスができるサポートサービスを1年間利用できる。

 なお、最新バージョンのリリースにともない、製品構成を開発者数に応じたものへと変更。また、より大規模なコンピューター・システムをサポートするノード数に応じた製品を追加した。

 税別価格は、「インテル oneAPI 2022 ベース・ツールキット」が12万円、「インテル oneAPI 2022 ベース&HPC ツールキット(マルチノード)」が49万5000円、「インテル oneAPI 2022 ベース&HPC ツールキット(シングルノード)」が25万1000円、「インテル oneAPI 2022 ベース&IoT ツールキット」が40万3000円、「インテル oneAPI 2022 ベース&レンダリング・ツールキット(マルチノード)」が49万5000円、「インテル oneAPI 2022 ベース&レンダリング・ツールキット(シングルノード)」が25万1000円。