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クラウド好調の日本オラクル パートナーのリスキリングを推進 学習プログラム無償化などを展開

2022/02/03 16:00

週刊BCN 2022年02月07日vol.1910掲載

 日本オラクルはクラウドビジネスの推進に向け、パートナーへのリスキリングを推進するなど、エコシステムの強化を図っている。基幹システムのクラウド移行サービスを拡大するため、2021年9月には「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)と「Oracle Database」に関する学習プログラムの無償提供を開始し、無償化前と比べ、利用する企業数が5倍増となった。「Fusion Cloud ERP」をはじめとするSaaSも好調で、パートナーの増強も並行して取り組む。アライアンス統括の佐野守計・常務執行役員は「クラウドでは、われわれはチャレンジャー。『パートナーファースト』を掲げ、エコシステムをしっかりとつくり上げていきたい」と強調する。
 
佐野守計 常務

 同社は21年7月、基幹システムのクラウド化をサポートする「Oracle Cloud Lift Services」の国内提供を開始した。OCIを導入する際のケーススタディやPoCの支援などを行う内容で、現時点では、同社が抱えるエンジニアが中心となってサービスを提供しているが、パートナーにも案件初期段階から参画してもらい、ノウハウや知見を積極的に譲渡している。最終的にはパートナーが単独でもサービスを提供できるレベルにまで引き上げる考えだ。

 加えて、スキルをより効果的に習得してもらうため、学習プログラムの無償化を展開し、オンプレミス製品のスキルを有するエンジニアが、知識をアップデートする機会を提供する。

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外部リンク

日本オラクル=https://www.oracle.com/jp/