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両備システムズ、健康管理システムがガバメントクラウドで初稼働 千葉県佐倉市の先行事業で採用
2023/03/23 09:00
週刊BCN 2023年03月20日vol.1961掲載
両備システムズは3月7日、千葉県佐倉市が参画しているガバメントクラウド先行事業において、健康管理システム「健康かるてV7」が1月に稼働を開始したと発表した。健康管理システムをガバメントクラウド上に移行したのは同社製品が初の事例となる。
健康かるてV7は、地方自治体が行う母子保健・予防接種・検診等の業務を支援するシステム。全国694の自治体に導入されており、自治体向け健康管理システムとしては国内トップシェアの製品という。
政府は2025年度までに、全自治体の20の基幹業務システムを、ガバメントクラウドを利用した標準準拠システムに移行することを目指している。健康かるてV7は、標準化対象となっている20基幹業務のうち健康管理業務をカバーするものとなる。
デジタル庁は、ガバメントクラウドへの自治体基幹業務システムの移行に伴う課題を検証するため、21年度から22年度にかけて、全国11の自治体が参画する先行事業を実施している。佐倉市は21年10月にこの事業の対象として採択されており、今回の両備システムズの健康管理システム以外にも、日立システムズの自治体向けオールインワンパッケージ「ADWORLD」などを利用した基幹業務システムのクラウド移行を進めている。
健康かるてのガバメントクラウドへの移行は完了したが、現在のV7で行えるのは稼働検証までで、自治体システム標準化における機能要件にはまだ対応していない。両備システムズでは、機能要件を満たし標準に準拠したV8を今年夏にリリースする予定としている。自治体システム標準化を契機に健康かるての販売をさらに伸ばしたい考えで、25年度末までに800の自治体への導入を目標としている。
(日高 彰)
両備システムズは3月7日、千葉県佐倉市が参画しているガバメントクラウド先行事業において、健康管理システム「健康かるてV7」が1月に稼働を開始したと発表した。健康管理システムをガバメントクラウド上に移行したのは同社製品が初の事例となる。
健康かるてV7は、地方自治体が行う母子保健・予防接種・検診等の業務を支援するシステム。全国694の自治体に導入されており、自治体向け健康管理システムとしては国内トップシェアの製品という。
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