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フォーティネットジャパン、ランサムウェアの件数が12.6倍に 23年上半期の脅威動向を調査

2023/10/26 09:00

週刊BCN 2023年10月23日vol.1989掲載

 フォーティネットジャパンは10月12日、「グローバル脅威レポート2023年上半期版」の結果を発表した。検知されたマルウェアの中でランサムウェアが占める割合は、1月と6月を比較すると12.6倍となり、ランサムウェア攻撃が増加傾向にあることを明らかにした。
 
寺下健一 チーフセキュリティストラテジスト

 マルウェア全体でランサムウェアが占める割合は、1月は0.3%だったが、6月は3.7%だった。攻撃手法が高度化していることなどが増加の要因だという。寺下健一・FortiGuard Labsチーフセキュリティストラテジストは、ランサムウェア攻撃の傾向について「以前は、ばらまき型が多かったが、身代金を得られる組織を見極めて攻撃する標的型に変化している」と説明。国内では、製造業が標的になるケースが目立つとし、理由について「製造業の数が多いことに加えて、業界内でサイバーセキュリティ対策が高度化されていない」と指摘した。

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外部リンク

フォーティネットジャパン=https://www.fortinet.com/jp