GRCSは12月20日、ギブリーと法人向け生成AI活用プラットフォーム「法人GAI」について販売代理店契約を結んだと発表した。あわせて、生成AIの導入から運用までをセキュリティリスクの観点をベースに支援する「生成AIセキュリティリスクマネジメント支援」の提供を開始した。


　生成AIのサービスはこの1年で次々と展開され、導入・活用する企業や、検討する企業も急速に増えている。今後さらなる利用拡大が見込まれているが、一方で生成AIの利活用によるリスクへの懸念も高まっている。生成AIの利用を進める企業は、偽情報の拡散や情報の悪用、プライバシーや著作権の侵害、情報漏えいなどのリスクがあるという前提に立ち、利用者のリテラシー向上や発生し得るリスクの最小化を図る必要がある。

　こうした背景からGRCSは、ギブリーと法人GAIの販売代理店契約を結び、生成AIの活用支援から運用までをトータルサポートする生成AIセキュリティリスクマネジメント支援の提供を開始した。

　同サービスでは、GRC（ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンス）とセキュリティ領域で、幅広いサービスを提供するGRCSの実績と知見をもとに、生成AIの導入とあわせ、利用ガイドラインの策定や情報漏えい防止ツールの導入、利用者向けのセキュリティ研修を提供する。

　「企業向け生成AI利用ガイドライン策定支援」では、生成AIを社内で利用するためのガイドラインの策定を支援し、よりビジネスに生成AIを活用できるよう促進する。「企業／法人向け生成AI利活用支援」では、生成AIの利用状況や、機密情報の漏えいを防止するツールの導入支援し、生成AIを安全に利活用できるよう支援する。「企業／グループ企業向け生成AIセキュリティウェビナーサービス」では、生成AIを利用するにあたってのセキュリティリスクなどをウェビナー形式で提供する。

　これにより、企業の生成AI利用で発生が想定されるリスクへの対応を支援し、より安全な環境での企業の生成AI利活用促進に寄与していく考え。