鈴与シンワートは3月6日、医療機器商社のイノメディックスに「SuperStream-NX」の機能追加を提供した事例を発表した。

　イノメディックスでは、2009年に「SuperStream-CORE」を導入し、サポート終了にともなってSuperStream-NXにシステム移行。今回、中期経営計画の一環として、証憑管理・AI-OCR・手形管理・電債の機能を追加した。

　SuperStream-NXへ移行した経緯としては、08年に同規模の企業同士が経営統合を行ったが、両社とも会計システムを導入していなかった。業務量がほぼ倍になったことで、紙での管理に限界を感じ、限られたリソースのなかで経理業務を効率化できる会計システムを探していたところ、09年にSuperStreamに出会った。当初は、SuperStream-COREを導入したが、サポート終了にともないSuperStream-NXにシステムを移行した。

　今回の機能追加については、まず「証憑管理オプション」は電帳法対応で導入。電帳法用の保管場所を作り、証憑を保管することも検討したが、伝票と証憑を一緒に保管する人が後々確認しやすいと判断。証憑管理オプションによって、伝票に証憑データをひも付けることができ、監査などにも迅速に対応できるようになった。

　「AI-OCR」については、将来的に正社員がコアな業務を担当し、それ以外の伝票起票などの業務を派遣社員が担当できるように採用。「手形・電債オプション」に関しては、今まで基幹システムで管理していたが、こちらは会計専門のシステムではないため機能に不足があると感じていた。そのため、今後は本格的に管理したいと思い、会計システムのオプションを導入した。