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ウォッチガード、「Fireboxテーブルトップシリーズ」の最新版

2025/09/01 15:29

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード)は8月29日、次世代ファイアウォール「Fireboxテーブルトップシリーズ」の最新版を発表した。このシリーズは、中小企業(SME)向けに設計したファイアウォールアプライアンスのラインアップとして、次世代の脅威に対応した保護機能を提供する。高速接続、AIを活用した脅威レスポンス、ネットワークの拡張もサポートする柔軟性を備え、将来を見据えたセキュリティーを実現する。

 Fireboxテーブルトップシリーズのアプライアンスは、今後のITニーズに対応できるように設計されており、オンプレミス環境を維持する企業、クラウドへの移行を検討している企業、または両方の環境を組み合わせて運用している企業に最適化されている。今回の最新版の主な改善点には、VPNとUTMのパフォーマンスの向上が含まれており、リモートワークやハイブリッドワーク接続に影響を与えるネットワーク速度の遅延など一般的なビジネス課題の解消に役立つ。

 最新版では、上位モデルから下位モデルまで、すべてのモデルにおいて、差別化要因となる性能の向上が施されている。上位モデルの「Firebox T185」は、他の同機種のカテゴリーのなかで優れた性能を提供し、NetSecOPENの標準化されたメソドロジーに基づくテストで検証されている。また、エントリーモデルの「Firebox T115-W」は、Wi-Fi 7と4GBのRAMを組み合わせた構成を採用。この価格帯では稀有な組み合わせとなっており、高帯域幅でのパフォーマンスのボトルネックを軽減する。

 各モデルの主な特徴としては、「Firebox T185」は、Tシリーズで最も高性能なモデルで、T85の従来モデルと比較して250%高速なブランチオフィスVPN(BOVPN)性能、超静音ファン、より重いトラフィック負荷に対応する能力を備えている。

 「Firebox T145」は、高い性能と高速な10Gネットワークポートを搭載し、高速接続と高いデータ転送速度を可能にする。さらに、ファンレス運用を実現する超低消費電力CPU と、オプションでWi-Fi 7に対応している。

 「Firebox T125」は、伝統的な人気モデルで、高速なUTMとデータ転送を実現し、小規模企業や小売店に適している。T145同様、無線オプションを搭載し、外部アンテナに対応した最新のWi-Fi 7規格をサポートすることで、より高いスループットと通信範囲を実現する。

 ワイヤレスモデル「Firebox T115-W」は、最新のWi-Fi 7、基本的なVPN、低トラフィックサイト向けのファイアウォールを搭載。専門家の個人利用やマイクロオフィスに適しており、ファンレス設計によって、高い耐久性と熱効率を可能にしており、信頼性の高い運用を実現する。

 Firebox T185は8月から一般提供を開始しており、残りのモデルは秋後半順次提供する予定。
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ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン=https://www.watchguard.co.jp

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