明電舎とDX推進の支援などを手掛けるアジアクエストは11月7日、デジタルプロダクトの開発や研究開発支援などに関する包括的な業務提携を締結したと発表した。従来の委託開発を超えて事業価値の向上を多角的な視点で追求し、長期的な共創を目指す。

　アジアクエストは、明電舎が構築するソリューション提供基盤「MEIDEN CONNECT」や関連するデジタルプロダクトの改善提案・開発支援に加え、AIをはじめとした新たな技術開発や、将来的な特許取得を見据えた取り組みなどで伴走する。

　組織や人材開発の共創にも取り組む。人材育成や組織づくりを目的としたワークショップや、2社間で相互理解を促す研修を継続的に実施する。

　今後は、アジアクエストの有するAI技術と明電舎の製造・社会インフラの知見を掛け合わせ、産業インフラの保安業務を効率化するスマート保安領域などにおいて、社会課題解決のための高付加価値サービスの共同開発を推進するとした。