セキュリティー教育サービスなどを提供する米KnowBe4(ノウビフォー)は、AIエージェントの誤ったふるまいを制御するトレーニング事業を始める。ブライアン・パルマ社長兼CEOは、人と同じようにAIエージェントも成熟が必要だとして、ヒューマンリスク管理に取り組んできた強みを生かすと意気込む。
米KnowBe4
ブライアン・パルマ社長兼CEO
同社が11月20日に開催した記者説明会で、パルマ社長兼CEOは従来の「ヒューマンレイヤー」に加えて「エージェントレイヤー」の保護に取り組むと表明した。AIエージェントが組織のポリシーやセキュリティー基準を逸脱しないようにトレーニングする。実際に教育通り制御できているかモニタリングも行う。
対応するエージェントは、Fortune500に選出された企業の60%が使用しているとして米Microsoft(マイクロソフト)の「Copilot」に注力する。SaaSや顧客独自のエージェントへの対応に向けた開発も検討している。AIエージェントのビジネス利用は限定的な段階だとの認識を示し、「エージェントの脆弱性がどこか、攻撃の阻止、安全なデプロイをどうすればいいのかを分析している」(パルマ社長兼CEO)とした。
KnowBe4 Japanの力一浩社長は、国内導入企業が1000社を超えたと明かした。「AIが人間と同等かそれ以上に仕事をすることになる。人もAIもセキュアにしていくことが使命だ」と力を込めた。(春菜孝明)
KnowBe4 Japan 力 一浩社長