サイオスは2月18日、グループの事業戦略説明会を開き、今期の業績予想や成長戦略、中期経営計画を発表した。ストック型ビジネスの拡大などで売り上げを伸ばし、AIに加えオープンソースソフトウェア(OSS)の活用などで競争力を高める方針を示した。
2026年の成長戦略としては、中長期的な企業価値向上と持続的な成長を目指し、ストック型ビジネスモデルへの投資を継続する。文書管理アプリケーションの「QuickスキャンPlus」など主力製品のサブスクリプション提供や、「Gluegent(グルージェント)」シリーズのパートナー販売を強化して、新規契約獲得を推進する。継続して売上を伸ばして、26年度のプロダクトとサービスのストック型の売上高を40億円超と見込む。
喜多伸夫社長は「特にGluegentシリーズは従来直販が多かったが、今後はよりパートナーとの協力を強化し、さらに多くのお客様にお届けできるようにしていきたい」と話した。
喜多伸夫社長
技術面では、AIとOSSによる事業強化を図る。自社製品へのAI機能搭載を継続開発するほか、コンサルティングとインテグレーション領域では、顧客のAI活用を支援。加えて、全セグメントでAI活用によって開発工数を大幅に削減する。API事業での海外戦略パートナー増強においても、OSSを取り扱い、競争優位性を高めるとした。
2026年12月期の業績予想は、売上高200億円、最終利益は3億7000万円を見込む。成長戦略の実行で増収増益となり、経常利益と最終利益は過去最高になると予測した。前期の営業利益実績が予想を大幅に超えたことから、28年までの中期経営計画では、前期に策定した計画から26、27年の営業利益を大幅に積み増した。(下澤 悠)