デジタルエンジニアリングやSIを展開する独Nagarro(ナガロ)日本法人は2月24日、記者説明会を開き、国内事業戦略を説明した。製造業向けビジネスの展開に力を入れる方針を示し、IoTソリューションの提供を強化するとした。
和久田典隆
マネージング ディレクター
これまで同社はグローバルの顧客支援を中心に事業を展開してきたが、今後は国内企業向けのビジネスを加速させたい考えで、製造業に特化して新顧客の獲得を狙う。和久田典隆・マネージングディレクター日本事業本部長は「製造業に特化するのはまだまだデジタル化が進んでいないため。データの収集・整備をしつつ、エージェンティックAIの活用につなげていく」と話した。
具体的には、IoTソリューションを中堅規模以上の製造業に販売する。3月には、ロボットの劣化や異常を故障前に検知する設備保全ソリューションを展開。すでにグローバルで実績があるといい、国内市場向けにローカライズして提供する。また、2月にはロボティクス技術企業のGuide Roboticsと製品のリセール、実装支援で提携。GPSが使えない屋内でもフォークリフトやロボットの位置を把握できるシステムを提供している。今後は提携を基に、製造業に特化したAIの開発を強化する。
島田玲南
アソシエイト ディレクター
営業体制の強化にも取り組む。AIデザインツールを活用して製品のプロトタイプの開発を高速化し、初回の商談から顧客が製品に触れるようにする。島田玲南・アソシエイトディレクターは「デジタル技術になじみがない顧客に対しても、デジタル技術を活用する意義をイメージしてもらいやすくなる」と説明した。
(大畑直悠)