市場調査プラットフォーム開発のプロダクトフォースは、AIがユーザーに個別インタビューする「ユニーリサーチAIインタビュー」サービスを4月中をめどに始める。人がインタビューしていたものをAIで代替することで、「従来の5分の1程度の費用、10分の1以下の工数に抑えられ、インタビューをする側・される側の双方の負担軽減につながる」(浜岡宏樹CEO)ことが期待される。
浜岡宏樹 CEO
AIインタビューでは、インタビュー対象者の選定や質問項目、より深掘りして聞き出す度合いなどを設定することで、AI側がインタビューの構成案を提示。例えば「数千円の対価でユーザーが60分のインタビューに応じる」というもので、消費財や食品、製薬といったメーカーや金融、IT、広告代理店などがユーザーの深層心理や市場動向を洞察する用途で用いることを想定している。
個別インタビューにかかる費用や時間が大幅に短縮できるため、「従来と同じ予算でより多くの人にインタビューし、より深い洞察を得ることが可能になる」(同)と話す。すでに15社ほどの顧客企業にAIインタビューの採用を打診したところ、半数余りが前向きに検討する旨の回答があったという。
インタビューを受ける側は、都合のよい時間にスマートフォンやPCに向かって回答できるため、時間や場所の調整にかかる負担が軽減されるとともに、「人に話しにくいこともAI相手なら話しやすい」(同)などと、おおむね良好な反応という。
今後は、多言語によるインタビューや、市場調査を行う企業が置かれた状況をAIが分析し、市場調査の結果と合わせて総合的な経営分析を行う機能、AIによる感情分析を通じて言外の意図を汲み取る機能などを取り入れることを検討している。
(安藤章司)