エルテスは4月15日、記者説明会を開き、内部脅威対策の新サービスを発表した。リスクを洗い出す「内部不正診断サービス」と、内部不正が発覚した際の対応を支援する「内部不正ホットライン」を提供する。既存サービスの振る舞い分析システムによる「内部脅威検知サービス」と組み合わせて、リスクの予防から対応までを一貫して支援するとした。
内部不正診断サービスは顧客のシステム環境から収集したログやアクセス権限などをもとに、情報の持ち出し経路やシャドーITといった対策すべきリスクを洗い出す。主力商材である内部脅威検知サービスの導入を促すドアノックツールとしても展開したい考えで、大企業に対しては部門単位での診断の案内などで手軽に実施できるようにする。年間50件の診断実績を目標に掲げた。
内部不正ホットラインは瓜生・糸賀法律事務所との連携で提供する。不正検知後の証拠保全やフォレンジック、法的対応を支援する。
川下 巧 本部長
今後の販売戦略としてはパートナーの獲得による販売チャネルの拡充を目指す。川下巧・IRI事業本部長は「セキュリティー商材を扱うベンダーに対して、経営リスク全体の管理を実現するための製品として訴求したい」と意気込んだ。
西本逸郎 顧問
西本逸郎・事業戦略顧問は「内部不正は毎年、コンスタントに発生している」と指摘した上で、「外部からの攻撃でも侵入後は、内部で行動がある。サイバーセキュリティー対策の観点でも組織内部の観測は不可欠だ」と訴えた。
(大畑直悠)