エレコムは、「Windows Hello」対応の指紋認証リーダー2製品を発売した。ノートPC向けのドングルモデル「CR-FI01UBK」(税込7480円)と、デスクトップPCで使いやすい有線独立モデル「CR-FI50UBK」(税込8980円)をそろえた。指紋センサー非搭載のWindows PCでも、生体認証によるログインやパスキー認証が利用できる。
指紋認証リーダーの「CR-FI01UBK」(左)と「CR-FI50UBK」
パスワード流出による不正アクセス被害が相次ぐ一方、パスキーを利用したパスワードレス認証が広がっている。商品開発部の山野駿太氏は、製品化の背景について「認証方式の進化」と「パスキーの普及」の2点を挙げ、金融サービスなどでパスキー利用を推奨・必須化する動きが広がっていると説明した。
製品は、読み取った指紋情報をデバイス内で照合する「MoC(Match-on-Chip)方式」を採用。従来の「MoH(Match-on-Host)方式」が指紋の生データをPC側に送って照合していたのに対し、MoC方式では認証リーダー内で照合を行い、認証結果のみをPCへ通知する。このため、生体情報の漏えいリスク低減につながるという。また、Microsoft認証済みICを採用しており、Windows 11/10搭載PCで利用できる。
山野駿太氏
6月に発売され、販売の約6割を有線独立モデルが占めるという。ノートPCでは顔認証対応機種が増える一方、デスクトップPCで手軽に生体認証を導入したい需要が高いとみている。山野氏は「社内システムをパスキーに切り替える動きもあり、法人販路でも需要があると考えている」と話した。
(山本浩資)