米Zscaler(ゼットスケーラー)日本法人は9月14日、記者説明会を開き、生成AI駆動のセキュリティー運用基盤「Agentic SecOps」を発表した。公共や金融、社会インフラ、通信、自動車などを重点業界として、成長の加速を図る。
岡隆佳エバンジェリスト(左)と神沢正副社長
Agentic SecOpsはデータソースとセキュリティー制御を連携させ、脅威の検知、調査、封じ込めを一貫して実行する統合基盤。一元化したサードパーティーデータから検知した脅威について、データファブリックによる関連付けを経て、50を超えるAIエージェントで調査やトリアージを自動化する。予防と対応を互いにフィードバックすることで、「一度起きた事案が二度起きないかたちで対処できる」(岡隆佳・エバンジェリスト&シニアプロダクトマーケティングマネージャー)という。
同社の実績値では、エージェントが8万7000件余りのアラートを処理したことで、対応時間1475時間、3.5人分を削減できたという。岡エバンジェリストは運用負担の軽減によってSIerなどのパートナーもマネージドサービスとして提供できるとの見方を示した。
ビジネス戦略ではSecOpsに加えゼロトラストやAIセキュリティー、データ保護に注力する。重点業界の企業に対しては、規制要件に応じた提案を強化する。執行役員の神沢正・副社長COOは、中堅・中小企業へのデリバリーやパートナーの拡大、認定技術者の増加に意欲を示した。
(春菜孝明)