ジョーシスは9月15日、「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」に関するメディア向け勉強会を開催した。併せて、アイデンティティーセキュリティー基盤「Josys」の新機能「SCSオンボード機能」(仮称)も発表し、企業のSCS評価制度への対応をプロダクトを通じて後押しする姿勢を示した。
SCS評価制度では、企業のセキュリティー対策状況を、5段階の「★」の数で評価する。企業が「★3」「★4」の取得を目指す上では、細かく定められた要求事項や評価基準を満たす必要があり、★3には81項目の評価基準がある。
同社によると、81項目の評価基準は、証跡の取り方で三つに分類できるという。API連携で台帳や設定状況を自動取得する「システムで取る」が40項目、規定・手順書をつくり基準との整合性を取る「文章で示す」が25項目、年1回の点検や全社周知といった「人で回す」が16項目だとした。システムで取るの領域では、既存IdP(Identity Provider)に加え、Josysとエンドポイント管理の「Josys EMS」を組み合わせることで、29項目をカバーできるようになるという。
SCS評価制度への企業の対応を支援するため、12月にSCSオンボード機能をリリース予定としている。Josysの全ユーザーが利用可能で、SCS評価制度以外にも「ISO27001」といった認証・評価基準について、自社の対応状況を可視化し、対応に必要な文書の自動更新や、改善計画の策定、日々の実行タスクの提案を行う。
松本恭攝社長
松本恭攝社長は新機能リリースの背景について「(SCS評価制度は)制度であるからには、全て完全に標準化できて、システムとAIによって簡単にオンボードできる」と指摘する。「コンサルティングではなく製品的なアプローチで、それも別売りではなく、基本のプラットフォームの中に入れる戦略を取る」と説明した。(大向琴音)