クリックテック・ジャパンは9月18日、事業戦略説明会を開き、今後5年間でビジネスを倍増させる目標を掲げた。リセールパートナーを増やして推進力にするとともに、パートナーへの支援を強化する。
今野芳弘社長
今野芳弘社長は、同社のアナリティクスSaaSとデータ統合ビジネスが過去3年で3倍に成長したと紹介。この両輪で拡大し続けることに加え、全製品へのAIエージェントの組み込みを重点施策にするとした。今後の成長のかぎとして、97%の企業がエージェント型AIの導入に意欲を示す中、実装はわずか18%との調査結果を紹介し、「この実装ギャップがサポートできる領域だ」と説明した。
新規パートナーとして、製造や金融、SMB市場に強みを持つリセラーを求めている。パートナー向け支援として、製品トレーニングの拡充を図る。営業ツールや導入事例など、販売支援のマテリアルの提供を強化する。今野社長は「新しいコンセプト、ソリューションをトレーニングし、イネーブルメントしたい」と意気込んだ。新規パートナーには「エージェンティックAIが得意なパートナー」も候補に挙げた。アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン(AWSジャパン)といったテクノロジーパートナーとの技術連携も深める。
アナリティクスSaaSは、新規顧客の獲得と既存顧客の意向に応えることで売り上げを積み上げる。生成AI連携による付加価値も訴求する。データ統合ビジネスは、金融や公共においてオンプレミス環境の案件が増えており、メインフレームのデータ移行の需要を狙う。さらに、独SAP(エスエーピー)製品のデータの統合領域で技術的な先行優位を維持するほか、オープンテーブルフォーマット「Iceberg」に対応することで、オープンデータレイク環境での新規需要を取り込む。
今野社長は「クリックテックはBIだけの会社ではない」と力を込め、「AIを使う際に、いかに正確で、意味づけのあるデータをAIに供給できるかがかぎになる。当社はBIの拡大とともに、そういったAI時代に正しいデータを供給していきたい」と述べた。(春菜孝明)