数字で見る中小企業のIT天気図

<数字で見る中小企業のIT天気図>7 サーバー導入時期、早まる傾向

2002/12/16 16:04

週刊BCN 2002年12月16日vol.970掲載

 サーバー導入計画は二極化の傾向が見られる。「具体的に導入の検討/計画している企業」が26.1%(前年比2.8ポイント増)。「具体的ではないが検討/考慮している企業」が24.4%(同5.2ポイント減)。「1年以内に導入したので、今後は未定」が21.9%(同9.9ポイント減)。逆に「導入予定はない企業」が27.6%(同11.3ポイント増)であった。全体的には、サーバーを導入する意識は高いが、きっぱりと導入しないとするウエートも高まった。

 また、サーバー導入を検討している企業の導入予定時期では、「半年以内」が最も多い。導入を予定している企業は、その導入時期を早めてきているのが特徴。導入予定メーカーとしては、NECが29.4%とトップで、次いでIBMが29.0%で上位を占める。逆に、富士通は24.9%と3番手で、コンパックコンピュータ(現ヒューレット・パッカード)もシェアを落とした。またデルコンピュータは24.0%と2001年に比べ8.7ポイントと急上昇して目立った。導入予定サーバーは、PCサーバーが82.2%を占めた。UNIXは横ばい、Linuxは3.9%と低い導入予定だ。ネットワークOSでは、ウィンドウズ2000が61.3%と過半数を占め、ウィンドウズNTからのシフトが鮮明になっている。(ノークリサーチ 伊嶋謙二)
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