年頭所感

【2006年 年頭所感】 日本ビジネスコンピューター(JBCC)

2006/01/02 20:37

週刊BCN 2006年01月02日vol.1119掲載

「翔」

石黒和義社長

 06年、日本ビジネスコンピューター(JBCC)は新しい体制へと移行する。これまでJBCC本体のなかでIBM商材などのディストリビューション事業を手がけてきたが、4月からはこの事業を分社化する。グループの持株会社を新たにつくり、傘下にそれぞれの事業会社が入る形だ。

 ソリューションやディストリビューションなど性格の異なる事業を分けることで、個々の事業において、よりスピードある事業展開が可能になる。3年前の03年は、当社そのもののあり方が問われる時期だった。他の会社との経営統合なども試案として上がる一方、強みとなる独自ソリューションを強化した。

 このときのキーワードは「創」で、まさに新しいJBCCを創造する年となった。翌04年のキーワードは「挑」。当社のソリューションが市場に通用するのか果敢に挑戦する年と位置づけた。

 05年のキーワードは「勢」。当社の持つ強みが勢いを増した年となり、06年はこの勢いをバネに大空へ飛翔する「翔」というキーワードを掲げた。

 持株会社体制はスピード感ある事業展開がしやすくなると同時に、ややもすれば「経営のための経営」「販売のための販売」といったセクションごとの視野が狭くなる危険性もある。

 「ベストサービスカンパニーを目指す」というグループ全体の大きな目標を見失うことなく、各事業の強みを最大限に発揮していきたい。
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