投資家マインドも回復期待

 インターネット関連株が人気を集めている。世界的な景気後退懸念、ドル安・円高進行の下で、海外要因に業績が左右されないセクターを探すと消去法的に浮上してくる。インターネット関連株は個人投資家の関与率が高いため、株価上昇は投資家のマインド回復につながるとの期待も膨らんでいる。

 株価上昇が目立つのは、例えばサイバーエージェント。昨年9月の3万円台から3月末には15万円台と5倍ほどになった。2004年に開始した「Ameba (アメーバ)ブログ」は開設数280万、月間30億ページビューと国内最大の「巨大メディア」に成長。先日、課金型収益モデルの構築に着手したことが明らかになった。さらに、発表された2月の月次売上高が71億円強(前年同月比26%増)に拡大するなど、好材料が相次いだことが株価を押し上げている。

 ACCESSの株価も上昇。発表した08年1月期の経常損失は111億円(前の期は152億円)に縮小。09年1月期は経常損益が11億円の黒字に転換する見通し。次世代モバイル統合ソフト「ALP」が最終段階を迎えていることや、資本準備金を取り崩し、累積損失(208億円)を解消すると発表したことも好感された。

 ユビキタスは事業戦略を担っていた中山会長が2月末に辞任したことも嫌気され、一時15万円台まで下落していたが、その後22万円台まで回復。このほか、楽天、ミクシィ、フリービットといった代表的なインターネット関連株や直近上場のアクセルマークなどが人気を集めた。

 これらには米国ヤフーの株価上昇もプラスになった。米国ヤフーに対する買収価格が引き上げられるとの観測からアナリストが投資判断を引き上げたのがきっかけ。日本のヤフーの株価は1月の3万円台から3月末には5万円台に上昇している。(有賀勝久)