年頭所感

【2010年 年頭所感】 丸紅情報システムズ

2010/01/21 20:37

週刊BCN 2010年01月18日vol.1317掲載

挑戦

丸紅情報システムズ
小川和夫 社長
 当社は2007年に丸紅ソリューションとの合併により、新生丸紅情報システムズとして歩みだし、08年度に初年度を終えた。09年度は「PI11(Plan“Infinity”2011)」という3か年計画の初年度にあたるため、きわめて重要な年だった。まだ09年度は終わっていないが、予算をコンサバティブに見積もったのに加え、経費削減、業務効率化に力を入れた。あわせて、官公庁、文教市場といった新規市場の開拓により、業績の落ち込みを防ぐことができそうだ。

 2010年は新しい分野として、製造ソリューションでは環境分野に注力するほか、仮想化ビジネスや社内の知見を共有するため「社内連携推進分科会」「環境ビジネス検討分科会」「仮想化ビジネス検討分科会」の三つの分科会を立ち上げた。

 また、中国、タイ、シンガポールの各拠点を各事業本部の傘下に置き、米国の拠点を情報収集、発信の拠点に位置づけた。社内では組織を見直し、10あった事業本部を四つに統合し、事業の移管を行い、シナジー効果が出せる施策を打った。

 2011年、3か年計画が終わるころには丸紅グループの情報システム会社として、対外的にも存在感が示せる会社になっていたい。2010年は中期経営計画達成の正念場であり「挑戦」の年と位置づけている。夢を持って10年、20年と持続的成長につなげることができて、社員が夢を持ち続けられるような会社にしたい。
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