体質革新

クレオ 土屋淳一 社長
 自社ERPパッケージ「ZeeM」の償却が2009年3月で終わり、また社内で全社的にコスト削減、スリム化を徹底的に進めてきた。第4四半期は利益創出に励んで黒字化達成を目標とし、次は低成長の時代でも、安定的に成長できる体質に変えるための「体質革新」を突き進める。

 受託開発については、当社では公共系の占める割合が比較的高い。09年の政権交代の影響で、行政サービスのあり方が変わるため、システム変更ニーズがあると期待していたものの、停滞してしまった。市場全体の発注量も減っている。得意分野を深耕するため、営業でローラー作戦をかけていった。一時的に取引が途切れていた顧客などとのパイプを再構築し、次につながる関係を築くことができたと思う。一方、最近ではインフラ構築や構成管理の部分に対して、ニーズが高まっている。これからインフラ構築力を磨き、力を高めていきたい。

 また「ZeeM」は知名度が高まり、実績が伸びている。「ZeeM」の人事給与については、主要プレーヤーの1社として認められるようになった。企業の給与計算を銀行がアウトソーシングしているケースも多いため、アウトソーサーと協業する動きを加速させたい。また、会計において最大の関心事である「IFRS」対応を発表したため、代理店からも注目されている。今後はパッケージを軸にクラウド/SaaSでどう展開していくか、さまざまな可能性を含めて検討していくつもりだ。