大塚商会のソフトウェア子会社のOSKは、中堅・中小企業(SMB)向け基幹業務ソフトウェア「SMILE シリーズ」でトップシェアを走る。ユーザーは、流通業を中心に建設業界など多岐にわたる。小野隆司・営業本部東日本パートナー営業部部長は、「パッケージでありながら、オプションも用意しているのが強み。業種モジュールを幅広く提供している」と話す。

 パートナー企業としては、大塚商会がひと際大きな存在感を放つ。もともと「SMILE シリーズ」は大塚商会のブランドで販売。2007年にOSKに移行した経緯がある。リコーグループとその販売店の販売網も、拡販に貢献してきた。

 2008年末には、IBMのデータベース(DB)「DB2」版を発表し、IBM系列の商流を開拓。直近では、09年にIBMの有力販社である日本ビジネスコンピューター(JBCC)が「SMILE BS」(SMB向け業務ソフト)の販売を開始したことがOSKにとって大きな意味をもっている。当初は、リコー販売から販売開始。拡販に向けた取り組みとしては、パートナー企業向けにシステム構成や見積作成の支援窓口「SMILE BS案件ご支援センター」を日本IBMが開設しており、セールス見込み情報や個別案件ステータスなど案件管理DBをパートナー企業に開放している。

 そのほか綜合システムプロダクツやトータルシステムデザインなどのベンダーがパートナー企業として揃う。

 「10月から11月にかけて、前年並み程度には売り上げが挽回できた」。小野・営業部部長は、こう振り返り、「最低でも前年並み」を目標に掲げる。今後は、リコーグループとの連携強化やJBCCを中心にIBM系列の販社拡大を目指す。

 もともと首都圏と関西・中部圏を強みにもつOSK。小野・営業部部長は、「今まで日本海側が弱かった。日本海側を増やしていきたい」と、注力地域を挙げる。(信澤健太)