積極進取

林雅博 社長
 日立ソリューションズは、2010年10月1日付で旧日立ソフトウェアエンジニアリングと旧日立システムアンドサービスが合併して発足した。旧両社の2009年度(10年3月期)の単純合算ベースの連結売上高は2608億円で、日立製作所グループの中核的SIerの一角を占める。日立製作所本体、ならびにアウトソーシングや運用・保守サービスを得意とする日立情報システムズ、日立電子サービスなどのグループ事業会社と連携しながら、情報サービス事業の拡大に向けた推進エンジンの役割を担う心構えだ。

 社会インフラ構築を得意とする日立製作所グループは今、世界規模でビジネスの再構築を進めている。情報・通信分野のグローバルビジネスでは、これまでストレージやATM(現金自動預金支払機)をはじめとするハードウェアの販売比率が比較的高かった。だが、例えば情報・通信ビジネスの潮流の一つであるスマートシティは、ITの活用によって都市インフラを丸ごと効率化させる概念。ハードウェアを情報サービスで支援する仕組みが不可欠となる。当社は情報サービスの側面で、グループの社会インフラビジネスを全力でけん引していく。

 キーワードとして掲げた「積極進取」は、国内経済の閉塞感や低成長、新興国の経済成長など、もろもろの変化を受け入れたうえで、肯定的、積極的に新しい事業やイノベーションを起こしていく重要性を示したものだ。とにかく、前に進まなければ何も始まらない。