熱き思いを共有

森川年一 社長

　キーワードは、2010年に掲げた言葉を2010年も継続する。「熱き思いをコミュニケーションと行動で共有」だ。

　NECネクサソリューションズ（NECネクサ）は、2009年10月1日にNECグループの中堅・中小企業（SMB）を担当するSIerとして新たなスタートを切った。この1年間は、NECネクサが進む方向性や経営方針、戦略を社内に浸透させることにかなりの力を費やした。本部長クラスには話す機会は多いが、部長や若手のメンバーと会話する機会がなかなかつくれない。かなり大きな変革なので、直接私の方針を部長以下の社員にも伝えたくて、約180人と直接対話する機会を設けた。まだまだ浸透するには時間がかかるが、それなりの成果は得ることができたと感じている。2011年は、社内のメンバーと、目標と思いをもっと共有したい。

　社内外の人に勘違いされることが多いが、NECネクサは直販では東名阪地域を攻めるものの、東名阪だけをビジネスエリアとするのではない。東名阪以外の地域では、NECまたはNECのパートナー企業と連携し、NECグループとして全国をカバーする。そのための連携にも2011年は力を注ぐ。また、2011年は長期経営計画の立案も進めるつもりだ。NECは、2017年までの長期ビジョンを定めている。NECネクサもこのビジョンに沿って長期戦略を立てたいと思っている。

　2011年は、NECネクサが誕生して10周年を迎える節目の年。熱き思いでさまざまなことに挑戦したい。