年頭所感

【2011年 年頭所感】 デジタルアーツ

2011/01/20 20:39

週刊BCN 2011年01月17日vol.1366掲載

「We can do it.」

道具登志夫 社長
 創業15年ということで、2010年は成長の「成」をテーマに掲げて新しい製品の開発、バージョンアップに注力してきた。総合コンテンツセキュリティをテーマに、ウェブフィルタリングソフト「i-Filter」やメールフィルタリング/アーカイブソフト「m-Filter」の機能を搭載できるセキュアプロキシアプライアンス「D・SPA(DigitalArts Secure Proxy Appliance)」を発売した。また家庭向け製品「i-フィルター」のクラウド対応を行った。当社の売り上げの9割はi-Filterだが、次の柱と見込んでいるm-Filterが急成長している。2010年度第3四半期の売り上げは、前年同期比で150・200%近い伸びを示した。安価であり、国産ならではのサポート体制やパートナーが売り慣れてきたことも成長の要因として挙げられる。クラウドや初めて取り組んだハードウェア開発で新製品を出し、メーカーとして一歩成長できた。

 2011年は「We can do it.」の言葉に尽きる。「i-Filter」と「m-Filter」のバージョンアップを行うとともに、「D-SPA」を本格的に立ち上げる年だ。創業15年で、初めて発売日を待っている顧客がいるなど、出足は好調だ。i-Filterで培ったプロキシ技術と、実績あるIBMのハードを利用したこの製品で、シェアを急速に伸ばしたいと思っている。

 また、2011年は海外に進出し、販売体制を構築する。当社の命運を占うインパクトのある年となりそうだ。
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