スマートビジネス

東川清 社長
 情報システムは使えば使うほどデータが蓄積されていく。これをスマートに活用するビジネスが、今後さらに伸びるとみている。

 当社の得意とする領域でいえば、コールセンターで活用されるデジタル通話録音システムなどがある。一義的にはトラブル防止のための録音だが、これらのデータをマーケティングに生かすことが当たり前のように行われるようになる。言葉(テキスト)だけでなく、声のトーンの変化から感情を読み取って統計に反映するなど、技術革新は長足の進歩を遂げている。

 金融関連では、当社は債権管理システムに強みをもつ。コールセンターと連動して債権回収まで支援するトータルなシステムで、売り先に対してどのようなアプローチをかければ最もスムーズに債権を回収できるのかを統計的に分析できる。このデータマイニングを当社がアウトソーシングで請け負うサービスなども、新しいビジネス領域として有望だと思う。

 将来構想ではあるが、ユーザー企業一社ごとにサービスを提供するのではなく、債権回収分野の業界プラットフォーム的なサービスにつなげられれば、これまでのシステム開発や単純なSaaS型サービスとはひと味違う価値を創り出せる。システムだけでなくBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)と組み合わせた“スマートビジネス”を推進する。