スピード

東川清 社長
 クラウドコンピューティングは、情報サービス産業にとって、もはや避けることのできない技術的潮流になっている。2011年は、この流れがさらに大きくなるのは自明だが、ユーザーの立場から見れば、これは自らのビジネスの“スピード”を加速させるツールとなる。少子高齢化がより一層進むであろう国内市場、勢いのある新興国市場への対応など、経営環境が大きく変化するなか、顧客は情報システムに即効力や機動力を求めている。必要なときに、必要なだけの情報システムをサービスとして提供するビジネスは、今後、大きく拡大する。

 当社では、ネット通販システムや、流通業向け基幹業務システム、金融機関および自治体に向けた債権管理システムなどのパッケージ型システムの開発に他社に先駆けて取り組んできた。現在は、クラウドへの対応を急ピッチで進めており、すでにネット通販システムはサービス型での提供が可能になった。2011年度中には、流通業向け基幹業務や、自治体向け債権管理システムのクラウド化を完了させる予定だ。主力の業務アプリケーション商材を、クラウド環境へ適応させることで、ビジネスをよりスピードアップさせる。

 上半期(10年4月~9月期)は、当社ビジネスの主要部分を占めるシステムソリューション事業の受注高ベースで前年同期比44.4%増と、業績は着実に回復している。顧客ニーズを的確に捉え、経済危機以降、一時的に落ち込んだ業績を急回復させる。