Change to Change

田中啓一 社長
 ユーザー企業・団体は、ビジネスの変化に合わせてIT環境を見直したいと考えている。最近は、そのスピードが速まっていて、以前よりも短期間でシステムを改変してほしいという要望を受けるようになった。私たちのようなSIerには、変えることを前提にしたシステムを開発する力が必要になる。システムを迅速に変えられる力を得るために、私たち自身が変わる。その意味を込めて、キーワードには、「Change to Change」を掲げる。

 日本事務器(NJC)の2012年度(13年3月期)は、前半は昨年度に比べて若干のプラス。業績に物足りなさを感じているが、クラウドの商材を予定通り複数投入できたことには、ある程度満足している。クラウドを中心に、ストックサービス事業の売り上げ比率を高めることができたのも今年度のトピックスだった。

 2013年は、おつき合いのあるユーザーの課題を解決するためのITを提案しながら、新規のユーザーを獲得することに例年以上に力を入れる。クラウドが主流になれば、一般的なSIビジネスのように短期間で大きな売り上げは得にくい。利益を確保するためには、ある程度のユーザー数が必要になるとみている。また、海外市場にも挑戦したい。東南アジアのITマーケットの可能性を探りながら、新技術を迅速にキャッチアップするために、米国と何らかのかたちでつながる体制を築くつもり。いずれにしても、世界展開は当社も取り組むテーマだ。